料理人が語る韓国食材

    • 韓国版納豆汁を食べる

      河上和成

      有馬温泉「御所坊」総料理長

      大阪、京都の料理店で修業を重ね、25歳の若さで日本料理店の料理長となる。41歳の時に有馬温泉「御所坊」の料理長に就任し、以来、関西を代表する料理人として脚光を浴び続けてきた。河上さんのポリシーは、素材の良さをうまく表現すること。細工を施し、オーバーに表現するのではなく、あくまでも素材の持ち味を引き出しながら、シンプルに調理していく。その飾らない料理がグルメの間では、高く評価されている。

    • 韓国産松茸

      片や香り高き韓国産松茸、片や脂身がしっかりした味を持つ神戸ビーフ。この組み合わせは1+1=2ではなく、何倍もの相乗効果をもたらしてくれる。


      神戸牛は脂が旨く、舌の上でとろけるといわれている。そんな肉もいいのだが、刺しが入り過ぎたものよりも赤身のあるものの方が年齢を重ねると、美味しく思うのも事実。「御所坊」は、高級旅館で年配の人が多いため、今回のコラボも赤身のある神戸ビーフを使った。河上総料理長によると、「神戸ビーフと韓国産松茸を組み合わせたすき焼きは、聞いただけでも美味しそう」とのコメント。他の食材がかすむのも理解できる。

      御所好を作る河上氏

      「牛肉の中でもトップブランドの神戸ビーフと鍋の中で合わさっても、韓国産松茸は個性を失うことがない。脂の旨味がしっかりした神戸ビーフと十分与(くみ)する素材です」と話してくれた。グルメにとっては、味だけでなく、精神面にまで訴求する相乗効果のあるコラボレーションだ。

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