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松茸は、他のキノコ同様に食物繊維やビタミン群を多く含んでいます。椎茸と比べると栄養素は少ないですが、カリウムが多いために高血圧の予防にはいいようです。
松茸は、味や栄養よりもむしろ香りや歯応えを楽しむもので、俗に「香り松茸、味しめじ」と言われるように、松茸が持つ独特の香りにこそ価値があるといえます。韓国産と日本産を区別する人がいますが、それはあくまで先入観から生じるもの。生育する緯度も同じなら、土も同じようなものなので、香りや味に差異はありません。
キノコは栄養素の宝庫です。中でも椎茸は、ビタミンB群やナイアシン、カルシウムを含んでいるのでヘルシー食材と言えるでしょう。特にエリタデニンを含んでいるのが特徴で、これを摂ることで高血圧や高コレステロール症の予防にもなります。さらに干すことで、ビタミンDが増えるだけではなく、酵素が働き、旨み成分が出て美味しくなります。
昨今は食事が欧米化しており、肉を食すケースが多くなりました。そんな食生活をしている人にこそ、椎茸を食べることをお薦めしたいですね。韓国産と日本産は、味がほぼ同じ。栄養価も同じなので、国産神話に走る必要はありません。韓国と日本とは、緯度も同じようなもの。それに生産者同士が情報を交換していたので、ほぼ同じものが生育していると考えていいでしょう。
松井徳光
武庫川女子大学食物栄養学科教授